RAPAN ONLINE


プライベートレッスン

「教えてくれよ」

初めて本気のデュエルをした後、奴はそう言った。
「このままじゃ…モンスターだけじゃ勝てないんだろ」
遊星。貴様はいつもそうだ。
素直なところが最大の美点であり、それがまた俺をイラつかせる。

地下鉄の構内、ほぼ廃墟と化したそこが俺達の住処だ。
生活に必要ないくつかの備品と工具類
廃棄されたデュエルディスク
そんなものばかりが転がるごみためでデュエルをして過ごした。
デュエルをしている間は、こんな屑のような人生を忘れられる。

「いいだろう、デッキを見せろ」
もちろん本当に見ようと思ったわけではない。
断る口実にしようとしただけだ。
デュエリストにとって、デッキとは命に等しい。
そう簡単に他人に見せるような奴は本当に屑なデュエリストか
馬鹿がつくほど素直な者だけだ。
そして遊星は多分、後者の方だった。

目の前に差し出された遊星のデッキ。
「いいのか?デュエリストにとってすべてを晒すのと同義だぞ」
「ああ」
遊星の青い瞳が、俺をまっすぐに見ている。
「ジャックにならば、かまわない」
その言葉が、俺を射抜く。

差し出されたデッキを手にとろうとした俺の手は
果たして、遊星の手首を掴んでいた。
「ジャック…?」
戸惑うような、遊星の声音。
…そうか、貴様はそんな声も出せたのだな。
「言っただろう、デッキを見せるのはデュエリストにとって
すべてを晒すのと同義だと。
ならば、貴様のすべてを俺の前に晒しても、
なんら問題はないということだ…違うか?」
言い聞かせながら、抱き寄せる。
見開いたままの遊星の青い瞳。
「ジャ……」
デュエリストの魂が、カードが、星屑のように散らばった。

あの2年前のデュエルの後こんなんになってればいい!
この先、いろいろいたしちゃったりするのは漫画でかきたい…
と思いつつ機会を失っている…><
文字でいちゃいちゃさせるのは難しいです…。